« 2004年03月 | メイン | 2004年05月 »

2004年04月 アーカイブ

2004年04月06日

新渡戸稲造 『武士道』

先週くらいから『ラストサムライ』のDVD、ビデオの予約が
アマゾンとかyahooとかで始まりました。早速私も予約しました。

渡辺謙さんの熱演で超話題(なんか表現が陳腐だなぁ我ながら・・)
の映画ももちろん見ましたが、最後の戦いに向かう場面なんかでは
うるうる。自分的には武士がきちんと描かれていて非常に印象に残る
1本になったと思っています。

そのラストサムライの主演、トム・クルーズがこの映画に臨むに
当たって読んだ本が、冒頭の新渡戸稲造さんの武士道でした。

新渡戸稲造さんというと、私は5千円札の人というイメージしか
持っていなかったのですが(超無知・・)いろいろ調べてみると
日本初の農業博士であり国際連盟の事務局次長として国際社会で
活躍されたり教育者として東京女子大学の初代学長だったりと
明治から昭和初期にかけて活躍された人物だということを知りました。

その国際社会で活躍された新渡戸博士が海外で出版した本が武士道
なんです。海外ですからもちろん原書は英語で書かれています。

私は英語は×なので翻訳版(訳:矢内原忠雄 初版はなんと1938年!
現在は第75版!!)を購入しました。

この文庫本は初期の訳を崩さない為、あえて文語体で書かれている
ので、読みにくく、つっかえつっかえ読む感じになりました。
(なので途中で挫折しそうになった本です・・・)


私はこの本の要旨は、文庫本の表紙をめくると書かれている

『BUSHIDO, THE SOUL OF JAPAN』 (1899 Inazo Nitobe)

の一言に集約されると感じていますが、今の日本では教わる
こともほとんどない、道徳というか規範というか、
そういうものが詰まっているように感じます。

それと共に、100年も前に国際社会で、これだけはっきり
主張する人が居たことに感銘を受けます。

今でも(私もかも)外国人の前で自分の意見や考えをはっきりと
主張できる日本人は、そう多くはないと思うのですが・・・・

そういう意味で、日本人というものを学ぶというかアイデンティティを
確認するということも、必要だと強く感じました。

ラストサムライで再度脚光を浴びている今だからこそ、原点に
立ち戻って、100年前の教えに触れるいい機会だと思います。

その際には、文庫版、新書版、英語版、李登輝版など多くの『武士道』
(解説書も含む)が出版されているので自分に合いそうな版の本を
手にとってもらえると嬉しいです。

2004年04月09日

近藤藤太 『デカイ態度で渡り合え』

今回は戦後から現代に渡って世界で活躍された方をご紹介します。
近藤さんは現在87歳にして現役の国際トラブルシューターと
して活躍されていて、実際にお会いした人などから聞くと
50代60代の人よりも、元気でパワフルで、そのエネルギーに
圧倒されるという方らしいです。そんな87歳は見たことも
聞いたこともないです。(私はご縁が無く、お会いしたことはないんですが)

現在はオーストラリアにお住まいで、用事があると日本に来る
という生活を過ごされているそうですが(それも驚きです)
著書を読むと、正に波乱万丈の生涯を過ごされているのが
よくわかります。

時代背景が今とは異なりますので、過去の体験がそのまま今に
あてはまるとは限りませんが、そうした体験から学ばれて、
この本にまとめられた、「人間関係の10のルール」

1 真剣に他人に関心を持て。
2 他人の観点に立って物事を見ること。
3 他人の利益または興味に沿って話をすすめること
4 話し上手より聞き上手
5 ほんの小さな親切でも、心を込めて感謝しよう
6 他人の長所を見出して「ヤル気」を起こさせること
7 相手をほめて重要感を与えよう。ただし心にもないことを
  いってはいけません
8 自分が間違っているとわかった時は、はっきりとその場で
  「非」を認めること
9 他人の名前をがんばって覚えること
10 自分に授かったものを数えて感謝すること

これらは時代が、変わっても不変な大切な教えだと感じました。

私は子供のころより歴史が大好きで歴史物の本をよく読んでいた
のですが、先人の教えを学ぶことで、自分で体験していなくても
いわゆるレシピがあれば、真似はある程度できます。

その繰り返しによって大げさにいえば人類は進化していったと
思うので、自分もその流れには逆らうことなく、流れに乗って
いきたいと改めて感じます。

昔より退化しちゃ、自分のご先祖様にも申し訳ないしね。

実際に、こんなに元気で英語もペッラペラで自分の人生を
心底エンジョイしている人もいるんだし、同じ人間なんだから
自分もそれなりにはやれるでしょ!
(ただ波乱の所は出来れば真似したくないけど 笑)

2004年04月15日

片山又一郎 『マーケティングを学ぶ人のためのコトラー入門』

この本は
「マーケティングと言えばコトラー」と言われるくらい
マーケティングの世界では高名なフィリップ・コトラー博士
を学ぶ上での入門書として書かれた本です。

中小企業診断士や経営コンサルタントを目指す人には
コトラーのマーケティングは必須だそうです。
(目指している人からそう聞きました)

別に上記の資格を目指さなくても、何らかの形で商売に
携わっている人であれば、マーケティングは欠かせないと
思います。

そういう意味で、私も何か読もうと思ったんですが、
コトラー博士の書かれた本は、何しろ分厚い!
(ベストセラーの「マーケティング・マネジメント」は
1000ページ超。基本項目を抜き出した<基本編>でも
450ページ。(値段もページなりにキテます)

いずれ本腰入れて読むことになるかもしれないけど
いきなりこれじゃなぁ~って、ちょっと腰が引けちゃって
(実際あの厚さはプレッシャーきますよ、ホントに)

他に何か簡単な、さわりだけでもわかる本ないかなぁって
探していた所、見つけた本がこの本でした。


本の帯に「コトラーのことを知りたいならまずこの本から!」と
書いてある通り、250ページほどで簡潔にコトラーってこういう
人で、その教えはこうこうで、という風に簡潔にまとめてあって
まさに入門書として「こりゃいいや」って買って読みました。

マーケティングという言葉から、どうしても「難しい」って
思っちゃいますけど(実は自分だけ??)

この本は、そんな自分でも割とスムーズに読めた本なので
仕事上、マーケティングの知識がないとまずい!という人には
入門編としてオススメです。

ただ本書に書いてあるのですが、この本を読んだだけで
コトラーがわかったと思ったらダメだそうです。あくまでも
コトラー博士に触れたという意識が肝心で、もっと深く学ぶ
のであれば1000ページ超の大作が待ってます。

(私はまだ大作の方には手が出ないでので、まずはこの本を
しっかり身に付けたいです)

2004年04月18日

ウォルト・ディズニー 『ウォルト・ディズニー 夢をかなえる100の言葉』

今回取り上げたウォルト・ディズニーが創設した
ディズニー社は、今でこそ世界中の子供から大人にまで夢を与え、
東京ディズニーランドとディズニーシーには年間で2547万3000人!
(2003年度)もの人が来場して、なおかつ1回行って終わりじゃなく
何回も行きたいと思っちゃう、正に『夢の国』になっています。
でもこの本に書かれていますが、当初はディズニーランド構想には
誰もが反対したそうです。

それをウォルトは
『ディズニーランドが、実現可能だと銀行を納得させるのは不可能だった。
なぜなら、夢の担保価値はほとんどセロだから。』
という言葉で表現しています。

そりゃそうですよ。私も昔金融機関にいた人間なのでよ~く判りますが
今だって『夢』を担保にお金を貸すということは、普通ありえないですよ。


しかし、結果はどうなったか。
毎日、世界各地のディズニーに集まってくる人が物語っていますよね。

ディズニーは
『私は夢を見て、
 夢を信念とし、
 あえてリスクを背負い、
 夢をかなえるためにビジョンを実行してきた』
と書いています。


この本にはそんなディズニーの壮大なる夢や想いや名言が
『夢・挑戦・オリジナリティ・仕事・失敗・お金・人生』の
7つのカテゴリーに分けて、合計100個。

言葉以外にも各言葉が生まれた背景や状況なんかの解説もついていて
全部でたったの115ページ。(年表もついてます)


すごいコンパクトな本ですけど、中身はホントにずっしり。

いい本ですよ。ディズニーがなぜこれだけ多くの人を魅了しているか
よ~くわかるし、何よりディズニーをもっと好きになれます。

2004年04月25日

中谷彰宏 『一日に24時間もあるじゃないか PHP文庫』

今回は今アマゾンで一番売れている中谷本を紹介します。

アマゾンで中谷彰宏で検索すると1位に出るのが、上記の文庫本版。
めちゃめちゃ忙しい時って「1日24時間以上あれば・・・」て思ったりしますよね。

「忙しくて時間が無い」
「時間が無いから○○出来ない」
ついつい口を出てきます。


でもこの本を読むと、「一日24時間しかない」という
考え方がちょっと変わると思います。


私はこの本を新書版の時(2002年)に出会って読んだのですが
この本によって、大げさに言えば『時間の概念』を教わった
思いを持っています。

スピードを上げるのは疲れると思いがちですが、
ゆっくり走る方が実は疲れることを知りました。
(例えばですが、高速道路をか飛ばしている時はスカッとしますが
渋滞などでのろのろと走る時ほど疲れることはないですよね)

時差ボケにならない方法も知りました。
(時差ボケにならないためには飛行機に乗った瞬間に目的地の
時間に時計を合わせて行動するのが良いそうです)

上のはほんの一例ですが、私はこの本から時間を味方につける
ヒントをたくさん頂きました。

今回、文庫本が発売されましたので、通勤などの車内でも
読むことが出来るサイズですので、ぜひカバンの中に!

2004年04月28日

神田昌典 『成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語』

本日は、小説の形をとることによって、この物語を読み終わると
起業から成功へ、そして成功へのステップとそれと対極をなす
失敗や問題、課題が噴出する過程を学ぶことができる本を紹介します。

成功物語というととかく光の部分だけが語られがちですが、実は
多くの成功者が本書のように、家庭や会社で大小の問題に直面して
いたりするのですが、読者に受けないからか、英雄像を作りたがるためか
あまりそういう影には触れないことが多いかもしれません。
しかし、この本はその影にあえて踏み込みんでいます。

作者の神田昌典さんといえば、昨年末を持って休会していますが、
それまで約5年間、『ダントツ企業実践会』(旧 顧客獲得実践会)という、
文字通りそれぞれの分野でダントツになった中小企業を多数排出する
ことになった、ある意味伝説の会を主宰していたコンサルタントです。

現在はこちらのホームページよりそれまでのツールや新たなツールを
多数提供されています。
 →http://www.kandamasanori.com/

その神田さんが、文字通り自らが、何千社という、中小企業と関わった
ことで見えてきた、典型的な出来事を複数の事実を基にパターン化して
まとめた一冊がこの本です。

私は前に勤めていた会社がこの神田さんが主催する会の会員だったと
いうこともあり、その教えを直接、あるいは間接的に体験してきました。
その中では、私が見たり聞いた範囲、あるいは実体験で、この本の事例に
似たような体験をいくつもしてきました。

それだけに、この本をただの小説ではなく、所々過去を思い出すような
感じで、非常に共感性が高かった本です。

自分が体験した時は「なんでこんなことが起こるんだ?」とか訳が
わからないこともあったけど、この本を読むと背景や因果関係など
見えてくる部分も多々ありました。だから「あの時にこの本があれば
こんなふうにはならなかったかも。。もっと早く知りたかった!」
とか思ったりもしました。


だからこの本をただの小説として「こんなことあるのかなぁ」という程度で
もし読み流すようなことがあれば、ものすごいもったいないと思います。

この一冊の中身はすごく濃い。そして貴重。学べることは山ほどあります。
でも短い時間で読めるように書かれているので、移動の車内や機内で
サクっと読んでみてはいかがでしょうか。

巻末にはそれまで神田さんが書かれた数々の著作を夢に向かう人が
幸福になるまでの大きな絵を本書で理解された方が更に実践するために
具体的な方向性や戦略、テクニックを学ぶ為のこう読んでいくと良いよ、
という順番に並べられているので、これらの本もすばらしい内容ばかり
なので、せひ読む際の参考になさって下さい。


今日の本はコチラ

About 2004年04月

2004年04月にブログ「Bunjin Books ~自分を高める本を紹介~」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2004年03月です。

次のアーカイブは2004年05月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34