新渡戸稲造 『武士道』
先週くらいから『ラストサムライ』のDVD、ビデオの予約が
アマゾンとかyahooとかで始まりました。早速私も予約しました。
渡辺謙さんの熱演で超話題(なんか表現が陳腐だなぁ我ながら・・)
の映画ももちろん見ましたが、最後の戦いに向かう場面なんかでは
うるうる。自分的には武士がきちんと描かれていて非常に印象に残る
1本になったと思っています。
そのラストサムライの主演、トム・クルーズがこの映画に臨むに
当たって読んだ本が、冒頭の新渡戸稲造さんの武士道でした。
新渡戸稲造さんというと、私は5千円札の人というイメージしか
持っていなかったのですが(超無知・・)いろいろ調べてみると
日本初の農業博士であり国際連盟の事務局次長として国際社会で
活躍されたり教育者として東京女子大学の初代学長だったりと
明治から昭和初期にかけて活躍された人物だということを知りました。
その国際社会で活躍された新渡戸博士が海外で出版した本が武士道
なんです。海外ですからもちろん原書は英語で書かれています。
私は英語は×なので翻訳版(訳:矢内原忠雄 初版はなんと1938年!
現在は第75版!!)を購入しました。
この文庫本は初期の訳を崩さない為、あえて文語体で書かれている
ので、読みにくく、つっかえつっかえ読む感じになりました。
(なので途中で挫折しそうになった本です・・・)
私はこの本の要旨は、文庫本の表紙をめくると書かれている
『BUSHIDO, THE SOUL OF JAPAN』 (1899 Inazo Nitobe)
の一言に集約されると感じていますが、今の日本では教わる
こともほとんどない、道徳というか規範というか、
そういうものが詰まっているように感じます。
それと共に、100年も前に国際社会で、これだけはっきり
主張する人が居たことに感銘を受けます。
今でも(私もかも)外国人の前で自分の意見や考えをはっきりと
主張できる日本人は、そう多くはないと思うのですが・・・・
そういう意味で、日本人というものを学ぶというかアイデンティティを
確認するということも、必要だと強く感じました。
ラストサムライで再度脚光を浴びている今だからこそ、原点に
立ち戻って、100年前の教えに触れるいい機会だと思います。
その際には、文庫版、新書版、英語版、李登輝版など多くの『武士道』
(解説書も含む)が出版されているので自分に合いそうな版の本を
手にとってもらえると嬉しいです。